犬山市の被害者の方へ - 名古屋交通事故弁護士相談室

名古屋交通事故弁護士相談室 弁護士 石田大輔

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監修:弁護士 石田 大輔所属:愛知県弁護士会2026.9.6

犬山市で交通事故に遭ったら|地域の実情と弁護士相談で変わる賠償の現実

この記事でわかること
  • 犬山市内で特に注意したい道路・交差点・観光エリアの特徴
  • 令和7年中の犬山市の最新交通事故統計と前年からの変化
  • 事故直後に犬山警察署へ届け出る際の注意点
  • 保険会社の示談提示額・過失割合・後遺障害等級を確認するポイント
  • 犬山市から当事務所への相談方法(来所不要で対応できるケースあり)

犬山市は愛知県の最北端に位置し、木曽川を挟んで岐阜県各務原市・坂祝町、東側で可児市・多治見市、南側で小牧市・春日井市、西側で扶桑町・大口町と接する人口約7万1,000人の都市です。名鉄犬山線・小牧線・広見線が集まる犬山駅を交通の中心とし、国道41号(名濃バイパス)や県道27号春日井各務原線などが名古屋・小牧方面と岐阜県方面を結んでいます。一方で、国宝犬山城と城下町を中心とした観光都市でもあり、休日・観光シーズンには市外からの来訪車両と歩行者が同じエリアに集中します。さらに、羽黒・楽田地区の住宅地や工業地域、東部丘陵地へ向かう道路、昔ながらの幅員が狭い生活道路も混在しており、「幹線道路の高速交通」「観光地の歩行者交通」「住宅地の自転車・生活交通」が重なることが犬山市の道路環境の特徴です。事故に遭った際は、こうした地域事情も踏まえて証拠を残し、適正な過失割合・後遺障害等級・賠償額を求めることが重要です。

犬山市の交通事故発生状況(令和7年・最新公表データ)

人身事故件数 212
負傷者数 237
死者数 2

出典:犬山市「犬山市の統計(令和7年度刊)11-4 交通事故発生件数(犬山市内)」 ※令和7年中の確定値。犬山警察署管内(犬山市・扶桑町)では317件、死者3人、負傷者348人。

統計から読み解く犬山市の事故の特徴

犬山市の人身事故件数は、令和6年の193件から令和7年は212件へ19件増加し、負傷者数も223人から237人へ増えています。死亡事故についても令和6年の1件・死者1人から、令和7年は2件・死者2人となりました。件数だけを見れば大都市ほど多くはありませんが、市の人口規模を考えれば毎年多数の人が交通事故によって負傷しており、重大事故も継続して発生しています。犬山警察署の管轄は犬山市と扶桑町で、令和7年の管内人身事故は317件でした。犬山市内だけで管内事故の約3分の2を占めることからも、市内での事故対策は重要です。

また、犬山市では令和8年度も自転車用ヘルメット購入費補助を継続し、令和8年4月から始まった自転車の交通反則通告制度(青切符)の周知にも取り組んでいます。自転車事故では頭部外傷が高次脳機能障害などの重大な後遺障害につながることがあり、歩行者・自転車利用者が多い犬山駅・城下町周辺や生活道路では特に注意が必要です。事故後にむち打ち、骨折、靱帯損傷、脳挫傷、脊髄損傷などの症状が残った場合は、治療を続けるだけでなく、画像検査・神経学的検査・可動域測定などを適切な時期に受け、後遺障害認定に必要な客観的資料を残しておくことが賠償額を大きく左右します。

犬山市内で事故に注意したい道路・エリアの特徴

犬山市では、国道41号を中心とする広域幹線道路、犬山駅・犬山城下町の観光市街地、木曽川を渡って岐阜県へつながる県道27号、羽黒・楽田などの住宅地・生活道路で交通環境が大きく異なります。犬山市の都市計画でも、国道41号の交通機能強化、県道の歩行者安全対策、幅員4メートル未満の狭あい道路の改善などが課題として挙げられています。以下では、事故に遭った場合に特に証拠保全が重要となるエリアを整理します。

国道41号(名濃バイパス)・五郎丸交差点周辺

国道41号は名古屋・小牧方面から犬山市を経て岐阜県可児・美濃加茂方面へ向かう広域幹線道路です。小牧市村中交差点から犬山市五郎丸交差点までの6車線化は令和6年2月に完了しましたが、犬山市はその後も犬山市以北の信号連担区間などに交通課題が残るとして、名濃道路の整備促進を進めています。交通量が多い幹線道路では、信号待ち車列への追突、車線変更時の接触、右左折車と直進車の衝突が問題になりやすく、事故時の速度も比較的高くなりやすいため、むち打ちだけでなく胸部・腰椎・四肢の骨折など重い傷害につながることがあります。国道41号で事故に遭った場合は、ドライブレコーダー映像に加え、事故地点の車線構成、信号表示、渋滞状況まで早期に記録してください。

犬山駅・犬山城下町・犬山城周辺

犬山市が策定した「城下町地区交通まちづくり基本計画」では、観光客の増加に伴う交通渋滞と、通過車両から歩行者の安全を確保することが課題として明示されています。犬山城周辺の観光駐車場も観光シーズンには大変混み合い、犬山祭などの大型イベント時には城下町地区で交通規制が行われます。犬山駅西口から本町通り・犬山城へ向かうエリアでは、歩行者が車道を横断する機会が多く、土地勘のない観光車両が駐車場を探して低速走行・急な右左折を行うこともあります。歩行者との接触、駐車場出入口での自転車事故、渋滞車列への追突などでは、防犯カメラや店舗カメラ、観光施設周辺の映像が後日消去される前に保全を依頼することが重要です。

県道27号春日井各務原線・犬山橋(ツインブリッジ)・犬山遊園駅周辺

県道27号春日井各務原線は、犬山市街地から木曽川を渡って岐阜県各務原市鵜沼方面へつながる主要ルートです。犬山橋周辺は愛知県と岐阜県をまたぐ通勤・通学・観光交通が集まり、犬山遊園駅や木曽川沿いの観光エリアへの歩行者も利用します。橋の前後や市街地側の交差点では、渋滞時の追突、右折・左折車との衝突、横断歩行者・自転車との接触に注意が必要です。県境付近の事故では、事故地点が愛知県側か岐阜県側かによって警察の管轄が変わる場合がありますが、損害賠償請求で重要なのは事故直後の証拠です。現場位置をスマートフォンの地図・位置情報でも記録しておくと、後日の実況見分や過失割合の検討に役立ちます。

羽黒・楽田・栗栖方面などの生活道路・通学路

犬山市の住宅地や集落には、幹線道路から一本入ると幅員が狭く、見通しの悪い交差点や歩道の十分でない道路が残っています。犬山市の都市計画マスタープランでも、県道栗栖犬山線の歩道整備、県道浅井犬山線の歩行者安全対策、狭あい道路の解消などが施策として掲げられています。こうした道路では、自動車同士の出合頭事故だけでなく、通学中の児童・生徒、自転車、高齢歩行者との事故が問題になります。信号のない交差点では、一時停止標識、道路幅、優先道路性、見通し、衝突地点によって過失割合が大きく変わるため、事故後に車両を移動させる前の写真やドライブレコーダー映像が特に重要です。

犬山市で特に注意したい事故類型と主な争点

  • 追突事故(国道41号・県道27号などの信号待ち、渋滞末尾):基本的には追突側の過失が大きいが、車線変更直後・不合理な急制動などが争点になることがある
  • 歩行者対自動車(犬山駅・城下町・観光施設周辺):横断歩道の有無、車両の徐行・前方注視、歩行者の横断位置が争点。観光地では防犯カメラ映像の保全が重要
  • 自転車対自動車(住宅地・駅周辺):一時停止、道路幅、無灯火、年齢などにより過失割合が修正される
  • 右折車 vs 直進車(幹線道路の信号交差点):右折車側の過失が大きいことが多いが、直進車の速度・信号表示・交差点進入時期をドラレコで確認する必要がある
  • 観光駐車場・商業施設駐車場の事故:公道上ではなくても警察への届出と証拠保全が重要。通路の優先関係、後退車の安全確認、歩行者の動線などが争点になる

犬山市で交通事故に遭ったら まず行うべき5つの行動

1安全確保・通報自身と周囲の安全を確保し、負傷者がいれば119番、事故は必ず110番で警察に届け出てください。犬山市内の事故は原則として犬山警察署が管轄します。警察への届出をしないと交通事故証明書が取得できず、保険請求や後遺障害申請に支障が生じます。観光駐車場・店舗駐車場の事故でも、自己判断で済ませないでください。
2証拠収集相手方の氏名・住所・連絡先・ナンバー・任意保険会社を記録し、車両損傷、道路標識、信号、衝突地点、路面状況を撮影してください。城下町や店舗周辺では防犯カメラ、国道41号などではドライブレコーダー映像の保存が極めて重要です。
3事故当日の受診自覚症状が軽くても事故当日またはできる限り早期に医療機関を受診してください。むち打ち、脳震盪、内臓損傷は時間が経って症状が強くなることがあります。事故から受診までの間隔が空くと、保険会社から事故との因果関係を争われる原因になります。
4保険会社への初期対応加害者側保険会社から過失割合・治療期間・示談の話が出ても、その場で同意する必要はありません。「資料を確認してから回答します」「弁護士に確認します」と伝え、録音・メール等でやり取りを残してください。
5弁護士への早期相談後遺障害が残る可能性がある事故、骨折・脳外傷・脊髄損傷、過失割合が争われている事故では早期相談が有効です。犬山市から当事務所へは電車で約45〜55分程度。来所が難しい場合は電話・オンライン等で対応できるケースがあります。

犬山市からの無料相談

「保険会社から治療終了を打診された」「提示額が妥当か分からない」「後遺障害が認定されない」「過失割合に納得できない」
犬山市から名鉄+地下鉄でのご来所、お車でのご来所、電話・オンライン等でのご相談が可能です。

保険会社の示談提示で損をしないために知っておくべきこと

加害者側の任意保険会社は、事故資料・治療記録・自賠責保険の基準・自社の査定基準などをもとに示談額を提示します。しかし、その金額が裁判で認められる水準と同じとは限りません。犬山市で想定されるケースでも、国道41号での追突事故を「軽いむち打ち」として短期間で治療終了を打診されたり、城下町・生活道路の歩行者や自転車事故で被害者側の過失を大きく主張されたりすることがあります。特に後遺障害が残るケースでは、等級認定の有無・労働能力喪失率・喪失期間によって賠償総額が大きく変わるため、示談書に署名する前の確認が重要です。

こんな対応をされたら要注意

  • 医師の判断より先に「そろそろ治療終了・症状固定では」と一方的に打診される
  • 「過失割合は○:○で決まりです」と根拠となる事故資料を示さない
  • 後遺障害申請の必要性を十分説明しないまま示談書への署名を求められる
  • 休業損害・逸失利益について実際の仕事内容や収入減少を確認せず定型的に査定される

賠償基準の違い:自賠責基準 vs 弁護士基準(裁判基準)

自賠責保険は交通事故被害者に対する最低限の補償を目的とする制度です。一方、弁護士基準(裁判基準)は、過去の裁判例をもとに慰謝料等を算定する基準で、後遺障害が認定された場合などには自賠責水準より高額になることがあります。任意保険会社の提示額がどの基準に近いのか、逸失利益や将来介護費まで適切に計上されているかを確認することが大切です。

後遺障害等級自賠責基準弁護士基準差額(慰謝料のみ)
14級32万円110万円+78万円
12級94万円290万円+196万円
10級190万円550万円+360万円
9級249万円690万円+441万円
1級1,150万円2,800万円+1,650万円

※上記は後遺障害慰謝料の代表的な比較です。実際の賠償額は事故時期、等級、介護の要否、過失割合、収入、年齢、治療経過などで異なります。逸失利益・休業損害・将来介護費・装具費等を含めた総額は個別計算が必要です。

後遺障害等級認定と犬山市における相談の流れ

治療を続けても症状が残った場合、後遺障害等級の認定を受けることで、後遺障害慰謝料や逸失利益を請求できる可能性があります。認定では傷病名だけでなく、画像所見、神経学的所見、可動域、症状の一貫性、通院経過などが総合的に検討されます。犬山市からご相談いただく場合の一般的な流れは以下のとおりです。

STEP 1
通院継続
主治医の指示に従って必要な治療・リハビリを継続します。保険会社から治療費対応の終了を打診されても、医学的な治療必要性とは別問題です。
STEP 2
弁護士相談
(犬山市→当事務所)
犬山駅から名鉄犬山線で名鉄名古屋駅へ移動し、地下鉄桜通線へ乗り換えて久屋大通駅まで約45〜55分程度です。来所が難しい場合は電話・オンライン相談の可否をご案内します。
STEP 3
症状固定・
後遺障害診断書
医師が症状固定と判断したら後遺障害診断書を作成してもらいます。症状・可動域・画像所見・検査結果の記載漏れがないか提出前に確認します。
STEP 4
後遺障害申請
必要に応じて診療録、MRI・CT画像、検査結果、事故状況資料、職業への影響を示す資料等を準備して被害者請求を行います。被害者請求では被害者側から必要な資料を積極的に提出できます。
STEP 5
示談交渉・訴訟
認定等級と損害資料をもとに弁護士基準で賠償額を計算し交渉します。合意できない場合、犬山市の民事事件は訴額140万円以下では原則として犬山簡易裁判所、それを超える第一審事件は名古屋地方裁判所一宮支部が管轄します。

弁護士費用特約で自己負担を抑える まず確認してください

ご自身またはご家族の自動車保険等に「弁護士費用特約」が付いている場合、一般に法律相談料や弁護士費用を保険で補償できます。名古屋交通事故弁護士相談室の案内では、弁護士費用特約を利用する場合は最大300万円まで保険会社が負担する料金体系を案内しています。補償対象者や上限・利用条件は保険会社・契約内容によって異なるため、依頼前に保険証券と約款を確認してください。

弁護士費用特約を確認するチェックリスト
  • ご自身の自動車保険の特約欄を確認する
  • 配偶者・同居親族・別居の未婚の子など家族の特約が利用できないか確認する
  • 自動車保険以外の傷害保険・火災保険等にも弁護士費用補償が付帯していないか確認する
  • 事故の種類が補償対象か保険会社へ事前に確認する
  • 特約がない場合は、相談料・着手金・報酬体系を見積書で確認してから依頼する

犬山市の交通事故関係機関

事故後にコンタクトすべき機関・犬山市独自の制度

犬山警察署〒484-0086 犬山市松本町2-1
TEL:0568-61-0110
管轄:犬山市・扶桑町。犬山駅から徒歩約5分
犬山市役所
(ふくし部 保険年金課)
〒484-8501 犬山市大字犬山字東畑36
TEL:0568-44-0327(国民健康保険担当)/0568-44-0328(医療担当)
交通事故で国保・後期高齢者医療を利用する場合は第三者行為の届出が必要
犬山簡易裁判所〒484-0086 犬山市松本町2-12
TEL:0568-61-0390
民事訴訟・少額訴訟等を担当。犬山駅東口から徒歩約5分
名古屋地方裁判所一宮支部〒491-0842 一宮市公園通4-17
TEL:0586-73-3101
犬山市を管轄する地方裁判所支部
犬山市民交通災害見舞金市民が対象となる交通災害で死亡した場合30万円、医師の診断により30日以上の入院治療を要した場合10万円。交通災害は原則として事故発生後60日以内に申請(対象要件あり)
損害保険料率算出機構
(自賠責損害調査)
自賠責の後遺障害等級認定等に関する調査を行う機関。被害者請求は加害車両の自賠責保険会社を通じて行う

犬山市は、訴額140万円以下の民事訴訟について犬山簡易裁判所が市内にある点が特徴です。一方、140万円を超える通常の第一審民事事件は名古屋地方裁判所一宮支部の管轄です。また、犬山市には交通災害で死亡または長期入院となった市民を対象とする見舞金制度があります。損害賠償とは別の市制度で、申請期限が事故後60日以内と短いため、30日以上の入院となった場合などは早めに犬山市防災交通課へ対象要件を確認してください。

犬山市から当事務所へのアクセス

出発地・手段所要時間・料金経路
名鉄犬山線+地下鉄桜通線(犬山駅から)約47〜55分・840円程度「犬山駅」→名鉄犬山線で「名鉄名古屋駅」(通常運賃630円)→徒歩で地下鉄名古屋駅→桜通線「久屋大通駅」→2番A出口から徒歩約3分 ※時刻により所要時間は変動
名鉄小牧線+地下鉄(犬山駅から)約55〜60分・750円程度「犬山駅」→名鉄小牧線・上飯田線方面→「平安通駅」→地下鉄名城線「久屋大通駅」。時間帯によってはこちらの経路も選択可
お車(国道41号方面)約50〜70分【交通状況により変動】犬山市内→国道41号を名古屋方面へ→名古屋市中心部。渋滞時間帯は所要時間が大きく延びるため余裕を持って出発してください。事務所専用駐車場はないため近隣コインパーキングを利用
電話・オンライン相談来所不要で対応できるケースあり裁判手続の要否や事案内容によって対応方法が異なるため、予約時にご確認ください

当事務所の対応エリア

当事務所は、犬山市を含む愛知県内各地の交通事故相談に対応しています。交通事故の発生場所が犬山市でなくても、犬山市にお住まいの被害者の方からのご相談も可能です。また、事案によっては来所回数を抑え、電話・オンライン等を利用して手続を進めることができます。

名古屋市
千種区・東区・北区・西区・中村区・中区・昭和区・瑞穂区・熱田区・中川区・港区・南区・守山区・緑区・名東区・天白区
尾張地区
一宮市・瀬戸市・春日井市・犬山市・江南市・小牧市・日進市・稲沢市・尾張旭市・岩倉市・豊明市・清須市・北名古屋市・長久手市・愛西市・弥富市・あま市・津島市
知多地区
常滑市・東海市・大府市・知多市・半田市
三河地区
知立市・刈谷市・高浜市・豊田市・みよし市・安城市・岡崎市・西尾市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・豊橋市

※上記以外の地域で発生した事故についても、事案・手続内容に応じて対応可能な場合があります。

よくあるご質問(FAQ)

A 事案によって可能です。名古屋交通事故弁護士相談室では電話・オンラインでの相談に対応しており、メールから相談予約を申し込むこともできます。示談交渉中心の案件などは来所回数を抑えて進められる場合があります。一方、訴訟や詳細な面談が必要なケースでは来所をお願いすることがありますので、最初の予約時に確認してください。
A あります。むち打ちは画像に異常が出ないことも多い一方、頚部痛・上肢のしびれ・頭痛などが長期化し、14級9号や、他覚所見がある場合には12級13号が問題になることがあります。事故直後の受診、継続的な通院、症状の一貫した記録が重要です。保険会社から治療終了を打診された段階や、示談額が提示された段階でも、署名前に内容を確認する価値があります。
A 争われることがあります。歩行者だから常に過失0とは限らず、横断歩道の有無、横断場所、信号、車両の速度、前方注視、道路形状などが検討されます。ただし、歩行者保護のため自動車側には強い注意義務があります。城下町周辺は人と車が近接するため、店舗・施設の防犯カメラ、目撃者、スマートフォンの写真、ドライブレコーダーなどを早期に確保してください。
A はい。相手方の住所やナンバーが岐阜県であっても、愛知県の弁護士へ依頼することは可能です。事故地点が県境付近の場合は、警察の管轄や実況見分資料の取得先を確認する必要があります。木曽川を渡る前後で事故地点が分かりにくい場合は、位置情報、現場写真、橋上の標識などを保存しておくと有効です。
A 示談成立前であれば、事故から数か月経過していても相談できます。治療中であれば今後の症状固定・後遺障害診断書作成について確認し、すでに後遺障害認定を受けている場合は等級が医学資料と整合しているかを検討します。一度示談が成立すると原則として追加請求が困難になるため、少なくとも署名前に相談してください。
A 弁護士費用特約が利用できる場合は、契約の上限内で弁護士費用を保険会社が負担します。特約がない場合、名古屋交通事故弁護士相談室の現行料金案内では相談料0円・着手金0円、報酬金は原則後払いで22万円(税込)+回収額の11%、訴訟へ移行した場合は追加固定報酬16万5,000円(税込)と案内されています。契約前に必ず個別の見積りをご確認ください。

まとめ 犬山市で交通事故に遭ったら、一人で判断して示談する前にご相談を

相談前に確認しておきたい重要ポイント
  • 事故当日中に110番通報と医療機関の受診を行う
  • 国道41号・県道27号など幹線道路の事故ではドライブレコーダー映像を上書き前に保存する
  • 犬山駅・犬山城下町・観光駐車場周辺では店舗や施設の防犯カメラ映像を早期に保全する
  • 犬山橋など県境付近の事故では事故地点を位置情報・写真で明確にする
  • 自転車・歩行者事故では一時停止・横断歩道・道路幅など過失割合の証拠を残す
  • 保険会社からの治療終了・症状固定の打診を医師の判断と混同しない
  • 後遺症が残った場合は後遺障害診断書を提出する前に内容を確認する
  • 30日以上の入院となった犬山市民は市の交通災害見舞金の対象にならないか早めに確認する
  • 弁護士費用特約の有無を家族の保険も含めて確認する

犬山市では令和7年の人身事故が212件と前年より増え、死亡事故も2件発生しています。国道41号のような広域幹線道路がある一方、犬山駅・犬山城下町には多数の歩行者が集まり、住宅地には狭い生活道路が残るなど、事故の態様は場所によって大きく異なります。交通事故の賠償は、事故直後の証拠、治療経過、後遺障害認定、職業への影響、過失割合によって大きく変わります。保険会社から提示された条件だけで判断せず、示談前に法的な観点から内容を確認することが、適正な補償を受けるための重要な一歩です。

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